吹奏楽時代、かつてない程のファンファーレソロの大任を頂いた。
プロでも難しいと言われてる激ムズソロ。
そしてたった9秒のソロだった。
俺は劣等生で、まー本番という本番、必ずと言っていい程、『失敗確定男』だった。
もちろん、睡眠時間削って1日3時間の睡眠になるほど、猛練習に明け暮れるぐらい徹底的に練習してきた。
なのに、必ず失敗してきたんだ。
時に音を出すなと、マウスピースを取り上げられたこともあった(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ꒳ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)
どんなに、どんなに練習しても本番で力を発揮できない事に、本当に悩んで追い込まれたこともあった。
先輩に相談した時、先輩は何を思って演奏してるかを聞いてきた。先輩の話を聞いてると俺は、先生に怒られないように、周りからクレームが来ないように、『失敗しませんようにっ』って演奏していて、心の奥底では、周りから認めて欲しい。この思いに俺の心は溢れていた。
お前は、先生のために吹いてるのか?
まさの力はそこに使うんじゃないんだよ✨
悩める友のため、苦しむ友の心を励ますために俺らは演奏力を磨いているんだ。
励まされる自分から 励ます側に立った時に、まさの力は何倍にも膨れ上がっていくんだよ。
今日から、誰でもいい。
誰かを励まそうと思って演奏してごらん。
語られないだけで、必ずみんな何かに悩んであの場に来てくれている。
その1人の笑顔をイメージして練習するんだよ。
その日から、みるみる失敗の数は減っていき、9秒のソロは大成功させる事ができた👏
人は誰かを思う時、不思議な程、技術を越えた力を発揮する。
思いの深さが感動の歌を作り上げていく。
誰もが持っているその思いに自分だけの色を加えてアートを描いていこうね✨
あなたには、そんな力がある✨✨
負けちゃいけないよԅ( ´•ω•` ԅ)